ルタオや六角形、北一硝子などが並ぶ小樽の観光スポットである堺町本町通り商店街に「銀の鈴」という小樽にちなんだお菓子や雑貨などを販売している店があります。ルタオ本店のすぐそばです。
銀の鐘は小樽に2店舗あります。どちらも南小樽駅からほど近い場所にあり、1号店には喫茶店を併設しています。
看板商品のカマンベールチーズケーキ
そして看板商品として販売しているのが「カマンベールチーズケーキ」です。
小さいサイズで個包装のチーズケーキです。今回は4個入りを購入しました(値段は648円)。8個入りもあります。
常温で販売されており、1ヶ月程度日持ちします。またこのカマンベールチーズケーキは銀の鐘の喫茶店でも食べられるようです。
スポンジの上に、表面にダイス型のチーズを載せています。しっとり感はなく、ふわふわ、あるいはもそもそといった質感です。
全体的にはややチーズ感があるスポンジケーキといった感じです。率直な感想を言えば「普通に美味しい」です。
カマンベールの風味は弱い
「カマンベールチーズケーキ」という商品名ではありますが、カマンベールの風味は強くはありません。正直、ほとんど感じられません。
「カマンベール入り」「カマンベール使用」と記載したチーズケーキはコンビニやスーパー、サービスのエリア、道の駅の売店などでよく見られますが、しっかりカマンベールの風味を感じられた商品は稀です。
もちろん、嘘で記載しているわけではないと思いますが、なんちゃってカマンベール使用の商品がほとんどです。
カマンベールチーズはけっこう臭みがあって、好き嫌いが分かれます。そんなカマンベールチーズを無理に使う必要はないように思います。そもそもがっつりカマンベールの風味がしたら、それはそれで好き嫌いが分かれるチーズケーキになってしまうような気がします。
それでもカマンベールをわずかに使用するのは、やはり「カマンベール使用」と記載したほうが売れるからなのでしょうか。あるいはカマンベールをわずかに使用することで、チーズ感がぐっと増すからなのでしょうか。
時間があったら私もカマンベールチーズを使ったチーズケーキを作り、カマンベールの風味がしないカマンベール使用のチーズケーキがたくさんある理由を考察したいと思います。
話がそれましたが、今回のカマンベールチーズケーキは、全体的にはチーズ焼き菓子といった感じです。タイプとしては洋菓子屋のグラマシーニューヨークで販売されている焼き菓子タイプのニューヨークチーズケーキに近いように思います。
ちなみに今回紹介したような常温保存可能の焼き菓子タイプ、あるいは菓子パンタイプのチーズケーキは地方のギフトショップや道の駅の売店、サービスエリアの売店などでよく売られています。これまでもいくつか紹介してきました。
その多くはチーズケーキとはいいつつ、チーズの風味が弱いものがほとんどです。チーズケーキというよりは、”乳製品の風味がほんの少しだけする菓子パン”といった感じです。残念ながら今回紹介したカマンベールチーズケーキもそうでした。菓子としては美味しいですが。
やはり日持ちするチーズケーキを販売するとなると、劣化が早いクリームチーズの割合を減らす、あるいは使用しないという選択を取らざるをえないのでしょうか。
一方で、焼き菓子・菓子パンタイプのチーズケーキでも生菓子のチーズケーキと同程度にチーズの風味を感じられる商品もあります。資生堂パーラーのチーズケーキがそうでした。
全国の資生堂パーラーで販売しているようなので、機会があったら試してみてください。
また過去に当ブログで紹介した焼き菓子・菓子パンタイプのチーズケーキは以下のページでまとめています。ぜひ参考に。
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