白鳥(しらとり)は東京都板橋区、中板橋駅からすぐの場所にある洋菓子屋です。
1966年創業の老舗
白鳥は1966年創業の老舗であり、この辺り、板橋区では有名な洋菓子屋・喫茶店の1つです。パティスリーの名店を紹介する本に紹介されたこともあり、私もその本がきっかけで知りました。(トーキョーパティスリーガイド)
2階には喫茶スペースを備えており、店のケーキをその場でいただける他、トーストやソフトクリーム、サンドイッチなどの軽食メニューもあり、普通の喫茶店としても利用できます。
またやはり老舗だからなのか、レトロな喫茶店を思わせる雰囲気があります。ソファやテーブル、カトラリーもオシャレで喫茶店が好きな人にもおすすめです。
洋菓子のラインナップはショートケーキやモンブラン、チーズケーキ、シュークリーム、ティミラス、プリンアラモードといった馴染みのあるものが多くある一方で、「パイアラクレーム」や「シャモニー」(モンブランのようなケーキ)といった珍しいものもあります。
その他、イチオシメニューとして販売している、バウムクーヘンがあります。食べログに投稿されている写真をみると、夏にはかき氷もだしているようでした。(店の食べログ)
そして今回は2階の喫茶店で、チーズケーキとシュークリームをいただきました。
チーズケーキ(シンプルで優しい味わいのスフレチーズケーキ)
まずはチーズケーキです。
値段は350円で、洋菓子屋のケーキとしては大変リーズナブルです。
表面のツヤといい、シャープな断面といい、非常に美しいチーズケーキでみとれてしまいます。
商品名はチーズケーキですが、タイプとしてはスフレチーズケーキです。このように外見はスフレチーズケーキだけど「チーズケーキ」という商品名で販売している例は老舗の洋菓子屋(具体的には60年代、70年代に創業した洋菓子屋)で時々見かけます。おそらくですが、60年代もしくは70年代頃は、チーズケーキといえばこのようなスフレタイプが一般的だったのではないでしょうか。
控えめだけどしっかり満足!レベルの高さ感じる一品
フルフルでふわふわ。スポンジのようなふわふわ感もありながらカスタードクリームのようなトロトロした質感もあります。
甘さは控えめです。最近流行りのバスクチーズケーキのようなどっしりした感じはなく、全体的に優しく控えめな印象です。シンプルな印象的ですが、全体の調和が非常によく、完成度の高さを感じます。レベルが高いスフレチーズケーキを食べたいなら、ぜひ白鳥を訪れてみてください。
シュークリーム(スワンのシュークリーム)
続いてはシュークリームです。
白鳥の形のシュークリームです。シュー生地をうまいことカットし、クリーム添えて白鳥にしています。こちらは白鳥の人気商品のようで、食べログやGoogleマップの口コミではこちらの写真が多数アップされていました。
さらに付け加えるならお皿もオシャレです。老舗の喫茶店は食器にもこだわりが見られて、とても気分があがります。
クリームはホイップした生クリームと、すっきりした味わいのカスタードクリームを使用しています。卵の味が濃いカスタードクリームを使ったシュークリームが多いのですが、それとは対局の優しい味わいです。
シュークリームもそうですが、チーズケーキもシンプルな味わいで、いつ食べても飽きなそうだなという印象。きっと他の洋菓子も優しくて飽きのこない味わいなのでしょう。そしてそれが長く愛されているゆえんなのだと思います。
白鳥は、ケーキの評判が良いのはもちろんですが、スタッフの接客にあたたかみがあるということで評判が良い店でもあります。実際利用してみて確かにあたたかみのある接客でした。率直に「また行きたいな」と思ったお店です。
公式サイトや各種検索
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