大阪府堺市、三国ヶ丘駅から歩いて7分ほど。竹内街道と呼ばれる大通り沿いにある洋菓子屋が「Le Grand Chariot(ル・グランシャリオ)」だ。
東京ではなかなか見られない大きな駐車場を備えた便利なお店である。
今回はこちらでバスクチーズケーキととろける焼きチーズケーキの2つのチーズケーキを購入した。
【実食レポ】バスクチーズケーキ(250円)
バスクチーズケーキは2019年の夏頃に日本でブームになったベイクドチーズケーキの一種である。フランスとスペインにまたがるバスク地方という場所で見られるチーズケーキであったことから「バスクチーズケーキ」もしくは「バスク風チーズケーキ」と呼ばれるようになった。(バスクチーズケーキの歴史などの解説はこちら)
ル・グランシャリオを訪問したのは2021年の3月頃だったのだが、まだまだバスクチーズケーキが販売されているということは、バスクチーズケーキの人気は健在のようだ。
さて、ル・グランシャリオのバスクチーズケーキはやや小ぶりである。
バスクチーズケーキは、洋菓子屋で販売しているものであれば2人前くらいの大きさ、もしくはホールをカットしたものが多い。
またコンビニのローソンでもバスク風チーズケーキは売られており、それは1人前ほどのサイズである。
他方、ル・グランシャリオのバスクチーズケーキは、バスチーよりも一回り小さいくらいだ。これまで食べたバスクチーズケーキのなかで一番小さいかもしれない。頑張れば一口で食べられそうな大きさだ。
※以下は他店のバスクチーズケーキ。ホールか、カットしたものが多い。
小ぶりなバスクチーズケーキであるが、味は力強い。
ねっとりした質感と、深みとコクがある味、風味。小さいながらも胃袋、舌をしっかり満足させてくれる。
想像を遥かに超える満足度であった。
【実食レポ】とろける焼きチーズケーキ
続いては「とろける焼きチーズケーキ」というチーズケーキについて。
こちらもサイズは小さめだ。長方形のカップに入っており、スプーンですくって食べる形になる。
カップタイプチーズケーキといえば、円形だったり、正方形に近いものだったりすることが多い。小さい長方形のカップはあまり多くはない。
また食べてみるとわかるが、土台にはクッキー生地がある。この小さなチーズケーキにクッキー生地もあるのは意外であった。
質感はとてもしっとりしており、ムースに近い。ベイクドチーズケーキであるが、レアのような、とろけるような食感である。
味は優しい。どっしりくる感じはなく、ふわっとしていてうまみが口のなかに広がっていく。先のバスクチーズケーキとは対極的で、優しさを感じられるチーズケーキだ。
ル・グランシャリオについて
最後にル・グランシャリオについて少し紹介できればと思う。
冒頭で紹介した通り、ル・グランシャリオは三国ヶ丘駅から徒歩7分ほど歩いた場所にある。竹内街道という片側3車線の大きな通りにあるお店で、大きな駐車場もついている。
店の入り口には、ロードサイド店によくある巨大な看板が立っている。
私が住んでいる東京にはこういった大きな駐車場を併設し、巨大な看板が立っているケーキ屋はおそらく存在しない。こんなケーキがあるのか…とおどろかされた。非常に貴重な経験ができた。
ちなみに店名の「Le Grand Chariot(ル・グランシャリオ)」は北斗七星を意味するそうで、お店のロゴは北斗七星になっている。また店の独特なデザインは天の川をイメージしているという。(お店のTwitterより)
店内もかなり広く、店内にはいると大きな冷蔵ショーケースと、広々とした焼き菓子コーナー、そしてカフェスペースがある。カフェスペースは新型コロナ対策中は閉じているそうであるが、普段は店のケーキとドリンクを楽しめるようだ。ケーキのラインナップの一部は公式サイトでも確認できる(ケーキのラインナップ)。
驚いたのはケーキの配達も実施していることだ。Uber eatsに出店しているケーキ屋をみかけたことはあるが、自社で配達も実施しているケーキ屋は東京ではみたことがない。
当然、配達範囲は決まっているそうなのだが、ホールケーキを注文したいときは、配達があると非常に便利だろう。
今回はチーズケーキ以外にも焼きドーナツを購入したのだが、こちらも美味しかった。
お店の公式サイトやマップなど
- お店の公式サイト
- お店の地図(Googleマップ)
- お店のTwitter
- お店の住所:〒590-0024 大阪府堺市堺区向陵中町1丁1−8