森永乳業が販売しているロングセラーのアイスであるピノは、2021年11月にバスクチーズケーキフレーバーが販売されました(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000701.000021580.html)。
発売当時も食べたのですが、最近もまだ販売していました。せっかくなので、このブログで紹介することにしました。
バスクチーズケーキについて
バスクチーズケーキは2018年の後半頃から注目されはじめたスイーツです。ベイクドチーズケーキの一種で、スペインとフランスにまたがるバスク地方というエリアにあるバルで出されていたチーズケーキです。バスクチーズケーキという名前はバスク地方にちなんでいます。
現地のバルでチーズケーキを食べた日本人が、その美味しさに感動し、次々に日本で再現。徐々にバスクチーズケーキがみられるように。そのうち数件が大ヒットし、バスクチーズケーキはブームになりました。
ブームは2021年頃には落ち着きましたが、バスクチーズケーキは廃れることなく、チーズケーキの一種として定着しています(参考 バスクチーズケーキとは何か? 歴史、名前の由来、ブームになった理由などを解説)。
菓子やアイスがバスクチーズケーキ風になった
またバスクチーズケーキのブーム当時は、バスクチーズケーキ関連商品が多数販売されました。チョコパイ、ドーナツ、プリン、そしてピノなどが「バスクチーズケーキ風」や「バスクチーズケーキ味」といった形で販売されました。
トレンドになったスイーツがあらゆる菓子とコラボする現象は、1990年代にティラミスがブームになった時も起こりました。この時も、あらゆる菓子がティラミス味として登場しています。ちなみにティラミスはチーズケーキの一種であると考えられます。その意味では、チーズケーキが大ブームになったのは二度目だといえます。
それとなくバスクチーズケーキ感が楽しめる
さて、ピノの話に戻ります。中身は濃厚なチーズアイスで、外側は焦がしカラメルチョコになっています。また表面には、焼き目のほろ苦さをイメージしたココア風味のトッピングがほどこされています。
ピノといえば、バニラアイスをチョコレートでトッピングした非常にシンプルなアイスです。そんなピノをバスクチーズケーキ風となっています。
ピノはこのような別のフレーバーの商品をこれまでも度々販売しています。現在ではミルクティー、アーモンド、そしてバスクチーズケーキ。過去にはいちご、キャラメル、カフェラテ、マロン、抹茶、ミント、生キャラメル、レアチーズなども販売されたことがあります(参考 Wikipedia - ピノ)。
またバスクチーズケーキと同じ時期に注目されたスイーツといえば、マリトッツォ、タピオカミルクティー、カヌレ、フルーツサンドがありますが、今のところピノになったのはバスクチーズケーキです。そろそろカヌレ風のピノが出るのではないかと予想しています。
さて、実際に食べた感想ですが、チーズ感は強いとはいえませんが、カラメルの風味を感じられます。実際のバスクチーズケーキはカラメルソースは使用せず、高温で焼くことで記事にまぜた砂糖が焦げることでカラメルような風味になります。
今回のピノは高温で焼いているわけではありませんが、バスクチーズケーキ特有のカラメル感をしっかり表現していたのではないかと思います。小さいながらしっかり満足できるアイスです。