セブンイレブンで2023年3月下旬に購入した「まっしろなめらかレアチーズ ベリーソース入り」を紹介します。
紙に包まれたタイプのチーズケーキ
「まっしろなめらかレアチーズ ベリーソース入り」は一般的なチーズケーキとは少し違います。
コンビニで販売されるチーズケーキといえば、カップタイプか自立したケーキタイプのいずれかです。たとえば以下は過去にセブンイレブンで販売されたチーズケーキです。
コンビニのチーズケーキといえば上記のようなタイプが一般的です。しかし今回は固形の自立したケーキでも、カップタイプでもありません。
ひとまずカップに入っているのですが、このカップはスイーツの形が崩れるのを防ぐためのものです。
中にはガーゼのようなキッチンペーパーのような紙に包まれたチーズケーキが入っています。食べる時はこの紙を開きます。
自立しているといえば自立しているのですが、質感は非常に柔らかくクリームの塊のようです。その柔らかさゆえに、本体を手でつかんで持ち上げられるかどうかは微妙です。
クレームダンジュをイメージしたスイーツ
このような紙に包まれたチーズケーキは「クレームダンジュ」といった名前で呼ばれることがあります。
クレームダンジュはフランスの地方菓子で、フランス原産のチーズであるフロマージュブランを使ったチーズケーキです。そのチーズにメレンゲなどを混ぜてガーゼに包み、水切りして作ります。
日本でも洋菓子屋やファミリーレストラン、成城石井などで販売されたことがあります。
【以下は他社のクレームダンジュ系レアチーズ】
▶クレームダンジュ、クレメダンジュ(Crémet d’Anjou)とは? 歴史と特徴を解説
▶当ブログで過去に紹介したクレームダンジュ
今回のセブンイレブンのスイーツはこのクレームダンジュをイメージしたものであると考えられます。
商品名は「まっしろなめらかレアチーズ」となっていますが、
・紙で包み水切りしている
・内部にベリーソースが入っている
上記2つのような、クレームダンジュの大きな特徴を持った商品となっています。クレームダンジュをイメージしたという以外にないでしょう。
似たようなスイーツは過去にも
ちなみにセブンイレブンがクレームダンジュをイメージした商品を販売するのはこれが初めてではありません。
2022年1月にも同様の商品を「ふわれあ」という名前で販売していました。
セブンイレブンが2022年1月に発売していた「ふわれあ」
セブンイレブンが2023年3月に発売した「まっしろなめらかレアチーズ」
中身はほとんど同じだが商品名が大きく変更
中身はほとんど同じですが商品名が大きく変わりました。「ふわれあ」というローソンが付けそうな略称的な商品名から、「まっしろなめらかレアチーズ」という色、食感、スイーツジャンルの組み合わせ系商品名になりました。
【商品名が大きく変更に】
ふわれあ
↓(変更)
まっしろなめらかレアチーズ
クレームダンジュ系レアチーズの魅力である滑らか食感とほどよいコク、酸味を楽しめる
外側の紙を剥がさないと食べられないため、一般的なチーズケーキに比べるとやや食べるに手間がかかります。一方で一般的なチーズケーキにはない食感と風味を楽しめます。
一般的なレアチーズケーキはゼラチンを使って整形します。一方でこちらのクレームダンジュ系のレアチーズケーキはガーゼで包み、水切りすることで凝固させてケーキ状に整形します。
セブンイレブンのこちらの商品には、ゼラチンが使われているようですが、一般的なレアチーズケーキとはまた違う舌触りを楽しめます。
しっとりしていてふわふわ、水切りしたヨーグルトとホイップしたクリームの中間のような、滑らか食感なのです。
また味は、酸味と甘味がほどよく、ベリーソースがいいアクセントになっています。それほど強い味ではありませんし印象も軽いのですが、酸味と甘味、ベリーソースのそれぞれのバランスが良いので、しっかり満足できます。
クレームダンジュ的レアチーズケーキの魅力をしっかり楽しめる商品であるといえます。
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都内人気洋菓子「パティシエ・シマ」が監修している「クレームアンジュ」は楽天でもお取り寄せが可能です。コンビニのではなく、洋菓子屋のクレームダンジュが食べたいという方はぜひ。
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