東京・浜田山【ヴォワザン(VOISIN)】のチーズケーキを実食|フロマージュとフロマージュ・キュイを紹介

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京王井の頭線・浜田山駅。「閑静な住宅街」と呼ぶにふさわしいこの街に、1つのおしゃれなパティスリーが存在する。
それが「ヴォワザン(VOISIN)」。

いうまでもなく素敵なパティスリーであり、かつチーズケーキもこだわりを感じるすばらしいものであった。

目次

ヴォワザン(VOISIN)はどんなお店なのか?

「ヴォワザン」は、浜田山駅をでて3分ほど歩くとみえてくる、おしゃれな外観のパティスリーだ。店頭にはアルファベットで”VOISIN”と書いてあるが、教えてもらわなければまったく読み方がわからない。もちろんそういったこともパティスリーらしさではある。

ちなみにヴォワザンは、以前は荻窪にあったそうなのだが2016年4月23日(土)には浜田山に移転した。

シェフをつとめるのは、廣瀬達哉さんという方。渡仏経験もあり、またヴォワザンをオープンする前は、ジョエル・ロブションに勤務した経験もあるそうだ。

それにしても浜田山は不思議な場所で、素敵なパティスリーがあるほか、成城石井やカルディがある。京王井の頭線の各駅停車しかとまらない駅としてはめずらしいのではないだろうか。

周囲を少し歩いてみると、それも納得できる。つまり「閑静な住宅街」とよぶにふさわしい、綺麗で荘厳な住宅がたくさんあるのだ。杉並区のなかでは街柄がいい場所なのかもしれないし、シェフの廣瀬達哉さんはそれを知っていて、浜田山という街を選んだのかもしれない。

生菓子、焼き菓子、チョコレートも

店に入ると宝石のように輝くケーキが出迎えてくれる。

サバランやクレームピスターシュといったちょっとむずかしいケーキから、ショートケーキやシュークリームのようなポピュラーなケーキまである。

またチーズケーキは、「フロマージュ」というレアタイプのもので、「フロマージュ・キュイ」というベイクドチーズケーキの2種類。チーズケーキをフロマージュ・キュイというあたりは、パティスリーらしい。

ちなみに今回は2つとも購入した。感想は後ほど。

浜田山 パティスリー ヴォワザン

「ヴォワザン」のケーキは、クリスマスシーズンにはデパートのカタログにのることもあるそうだ。小さなケーキ屋なのかと思いきや実は、有名店だった。

そういえばGoogleや食べログの口コミは「食べやすい」「おいしい」といった絶賛のコメントであふれていた。フランス料理屋や会席料理だとそうはいかないが、ケーキ屋は一流のお店で修行した人の一流のお店が、浜田山のような小さな駅に当たり前のようにあったりする。

【実食レポ】フロマージュ・キュイ

今回は2つのチーズケーキを買っている。その1つがこのフロマージュ・キュイだ。

浜田山 パティスリー ヴォワザン(VOISIN) フロマージュ・キュイ

浜田山 パティスリー ヴォワザン(VOISIN) フロマージュ・キュイ

浜田山 パティスリー ヴォワザン(VOISIN) フロマージュ・キュイ

値段は1カット445円。パティスリーのケーキとしては一般的な値段だ。

フロマージュ・キュイという難しい名前だが、いわゆるベイクドチーズケーキだ。(フロマージュはフランス語でチーズ、キュイは”焼いた”などの意味)。

みためは普通のベイクドチーズケーキなのだが、食べてみると驚かされる。

乳製品の豊かな風味を味わえる

浜田山 パティスリー ヴォワザン(VOISIN) フロマージュ・キュイ

まず驚くのはその口当たりの良さだ。ねっとりしていながら、やわらかい質感もあって、何をしたらここまで口当たりがよくなるのだろうかと感嘆してしまう。さすがパティスリーだ。

そしてとても濃厚で、クリームチーズそのおいしさと、乳製品の豊かな風味を存分に楽しめる。少し酸味もあって、これがいい具合にバランスを整えてくれている。

クッキー生地に注目して食べてほしい

浜田山 パティスリー ヴォワザン(VOISIN) フロマージュ・キュイ

特筆すべきはクッキー生地だろう。

なんといっても、かなりサクサクしている。普通につくるとクッキー生地は、チーズケーキの水分を吸ってしまい、しっとりしてしまうのだが、ヴォワザンのチーズケーキはサブレ、もしくはクッキーをそのまま食べているかのようにサクサクしている。

おそらくチーズケーキとクッキー生地は別で製造し、最後に重ねあわせているのだろう。そうでなければこんなにサクサクしたクッキー生地にはならないはず。

浜田山 パティスリー ヴォワザン(VOISIN) フロマージュ・キュイ

で、このクッキー生地がすばらしくいいいアクセントになっている。ザクザクからねっとり、ねっとりからザクザクという、食感の緩急を楽しめるのだ。

さすがパティスリーのチーズケーキ。技工がつまっている。とてもおいしかった。

※ケーキの質感がわかる動画はこちら

【実食レポ】フロマージュ

続いてはフロマージュ。こちらは分類的にはレアチーズケーキになる。

浜田山 パティスリー ヴォワザン フロマージュ (1)

浜田山 パティスリー ヴォワザン フロマージュ (1)

うって変わってこちらはとても大人な味だ。

トップにムースとオレンジピール。なかみはレアチーズと柑橘系のムース。そして土台にサブレがしいてある。

先のシンプルなベイクドチーズケーキとは違い、かなり手の込んでおりパティスリーの技工がみてとれる美しいケーキだ。

浜田山 パティスリー ヴォワザン フロマージュ (1)

浜田山 パティスリー ヴォワザン フロマージュ (1)

こういった美しい外見のチーズケーキは、高円寺の人気パティスリー「ラブリコチェ」を思い出す。こちらのチーズケーキも非常に美しいので機会があったらぜひ食べにいってほしい。

高円寺 ラブリコチェ フロマージュ・クリュ (2)

高円寺「ラブリコチェ」のフロマージュ・クリュ
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パティスリーの威信が伝わる丁寧で上品なケーキ

浜田山 パティスリー ヴォワザン フロマージュ (1)

浜田山 パティスリー ヴォワザン フロマージュ (1)

さてこちらはパティスリーのケーキという感じの、丁寧な作り・繊細な味がするケーキだ。

表面のムースの舌ざわりが抜群によく、またその下のレアチーズ部分は、コクと酸味がきいている。この2箇所を食べるだけでも、その繊細さとシェフの丁寧な仕事ぶりがひしひしと伝わってくる。

なかのクリーム色の部分は、なんともいえない大人な味。柑橘系の何かを使用しているのだと思うが、何分素人なので具体的には何を使っているのかはわからない。しかしこれがとても上品な味で、至福の時を演出してくれる。

また土台のサクッとしたサブレがあり、先程のベイクドチーズケーキほどのザクザク感はないが、サクッとしていて軽快だ。

「この技術を堪能せよ」といわんばかりの、パティシエの威信を感じるケーキであった。

ちなみにこのケーキ、かなりの数が作られているようで、ヴォワザンの人気の商品なのだろう。パティスリーのケーキが好きなら、ぜひ一度は食べてほしいケーキだ。

振り返るとまったく文句の1つもいえないお店であった。雰囲気もケーキもおいしかった。他のケーキにも非常においしそうで、またぜひ利用したいと思った次第である。

公式サイトやGoogleマップ、最寄り駅など

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おわりに

ほかにも当ブログではいろいろなパティスリーのチーズケーキを紹介している。パティスリー巡りをするならぜひ参考にしていただければと思う。

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