ローソンのバスチーの大ヒットをきっかけに、スーパー、ケーキ屋、カフェなど、多方面で目撃されるようになったバスク風チーズケーキ。
2019年10月になって、コンビニ御三家のセブンイレブンがバスクチーズケーキの販売を開始。
発売前からコンビニスイーツ界隈は「セブンからバスクがでるぞーー!」と話題騒然。
「これは早めに食べておかなければ!」「流れに乗り遅れるな!」というこで、さっそくセブンに駆け込みました。
コンビニ帝王のセブンイレブンは、いったいどんなチーズケーキに仕上げてきたのか?
※本格バスクチーズケーキを取り寄せるならこちらを参考に
※ちなみに2020年の8月にはキャラメルバスクチーズケーキが発売された。
セブンイレブンのバスクチーズケーキとこれまでのバスクチーズケーキの比較
セブンののバスクチーズケーキはかなり後発。
ということで、まずはこれまでのバスクチーズケーキと比較してみます。
★セブンイレブンのバスクチーズケーキ(238円税別)
★ローソンのバスチー(199円税別)
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ローソン -
★成城石井のバスクチーズケーキ(399円)
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成城石井 -
★PABLO(パブロ)のバスクチーズケーキ(907円税別 13cm 4人分)
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パブロ -
★プレシアのバスク風チーズケーキ(188円税別)
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プレシア -
★アンテノールのバスクチーズケーキ(277円税別)
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アンテノール -
★ドンレミーの大人のバスクチーズケーキ(198円)
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ドンレミー -
ざっといくつかのバスクチーズケーキの表面と断面を羅列してみました。
これまでのバスクチーズケーキと比べるとセブンのは、形はアンテノールのバスクチーズケーキに似ていて、色みはガスタのバスクチーズケーキに似ています。
【実食】セブンイレブンのバスクチーズケーキ
それではセブンイレブンのバスクチーズケーキのレポートに入ります。
ブーム当初のバスクチーズケーキといえば、「えっ、これって失敗作?」と思ってしまうくらい表面を真っ黒にするのが主流でした。
しかしセブンのバスクチーズケーキは、もはや焦げていません。普通にいい感じに焼けているだけ。
もちろんそれはそれでキレイなのですが、バスクチーズケーキの要件を満たしているのだろうかと疑問に思ってしまいます。
続いて真っ二つに切り断面をチェック。
カフェやレストランだと、中身がほぼカスタードクリーム状態で、自立していない場合もありました。
一方で、セブンイレブンのバスクチーズケーキは中身がしっかりしています。
自立しているし、普通のチーズケーキっぽい断面です。
ちなみにセブンのバスクチーズケーキは、
チーズの本場フランス産のクリームチーズを使用(フランス産クリームチーズは、クリームチーズ中70%使用)
公式サイトより
とのこと。フランス産といわれても……という感じですね。
舌の上でとろけて吸い込まれていくような舌触り
それでは実食。
まろやか! クリーミー!
口に放り込まれたバスクチーズケーキは、舌の上でとろけてスッと吸い込まれていきます。
とろけるような舌触りと、まあまあのコク。
やわらかい甘味。
クリームチーズのコクをしっかり感じられる。
そして注目すべきはその塩っけ。
「わずかに」という程度ではなくはっきり感じられるほどの塩っけです。
この塩っけのおかげで、全体のバランスが非常に整っており、食べやすいのです。
どんどん食べ進めてしまう。
これまでいろいろなお店のバスクチーズケーキを食べてきましたが、ここまでしっかり塩っけを感じるバスクチーズケーキはめずらしい。
これまでのバスクチーズケーキは濃厚でコクが強くて、そしてガッツリ甘いものが多かった印象です。
それもおいしいのですが、重たいと感じることも。
単調な味にアクセントを入れるために、岩塩をトッピングするお店もありました。
しかし、このセブンイレブンのバスクチーズケーキは、サイズもちょうどいいし、甘さと塩っけのバランスが非常にいい。
だから途中で重たいと感じることもありません。またクセがあるわけではないので、途中で飽きることもない。
食べやすい。
率直に「おいしい」と思えるバスクチーズケーキです。
ローソンのバスチーとは似て非なるもの
セブンイレブンのバスクチーズケーキは、ローソンのバスチーと比較されています。
セブンイレブンのアンチからは、「ローソンの二番煎じ」といった否定的なコメントも。
しかしながら、セブンイレブンのバスクチーズケーキとローソンのバスチーは、似て非なるものです。
バスクチーズケーキの特徴の1つといえば、表面の焦げによるほろ苦み。
で、 ローソンのバスチーは、ほろ苦みを、カラメルソースを塗ることで再現しました。
一方で、セブンのバスクチーズケーキは、ほろ苦みを諦めました。(勝手な推測です)
バスクチーズケーキの、ほろ苦みではなく、クリーミーさや濃厚さを再現することに注力したのです。
その点、ローソンのバスチーとセブンイレブンのバスクチーズケーキは、まったく違うもの。
チーズケーキというジャンルは一緒でも、2つはまったく方向性が違うスイーツなのです。
セブンイレブンのバスチーチーズケーキは、バスクチーズケーキの独特の食感、舌触り、口当たりを忠実に再現しています。
スイーツとしての完成度はかなり高い。
しかし、「セブン史上最高においしい」とアピールしているのは、いささか誇張な気がします。これまでおいしいチーズケーキはたくさんありましたので。
値段やカロリーなど
チーズの本場フランス産のクリームチーズを使用(フランス産クリームチーズは、クリームチーズ中70%使用)。濃厚でコクのあるチーズの風味が広がります。
公式サイトより
値段 | 238円税別 |
メニュー名 | バスクチーズケーキ |
チーズケーキのジャンル | バスクチーズケーキ |
カロリー | 360kcal |
製造元(コンビニの場合) | デリカシェフ |
2020年10月頃にリニューアルした
セブンイレブンは2020年10月頃にバスクチーズケーキを若干リニューアルしました。
パッケージがリニューアルしたのは一目瞭然です。またバスクチーズケーキ本体の質感も、少し変わった気がします。
味や食感については、あまり違いはわかりませんでした。そもそもセブンイレブンのバスクチーズケーキを食べたのは久しぶりだったので、以前のものとは比較できなかったというのものあります。
新旧バスクチーズケーキを同時に比較できれば、味の違いがはっきりわかったのかもしれませんが、やはり時間があけてしまうとわかりませんね。
濃厚でねっとりしていて美味しいバスクチーズケーキでした。
セブンイレブンのバスクチーズケーキの口コミや評判
メディアでの評判は概ね、「ウマい!」によっています。
口に含むと、クリームチーズと卵の香り、しっとりながらもしっかりした生地を楽しめます。スフレチーズケーキの方向性とでもいうのでしょうか。ローソンバスチーが表面に焦がしカラメルを使っているのに対し、セブンのバスクはチーズケーキの“焼き”を押し出しています。
食べてみると、チーズの濃厚なコクとクリーミーな甘さが口いっぱいに広がりました。なめらかな口溶けで、コンビニのスイーツとは思えないほどクオリティは高め。甘さはありつつも、しつこくなく、ペロリと食べられる美味しさです。
もぐナビでは3.6の評価
コンビニスイーツの評価を掲載している「もぐなび」では、セブンのバスクチーズケーキは★3.5の評価。
口コミをみてみると、「思っていたのとは違った」「一度食べればいいかも」といったネガティブなものが意外とありました。
SNSでの評判
SNSはなぜかポジティブな感想が多い。
セブン・イレブンから新発売のバスクチーズケーキ。4店舗目にしてやっとゲット。かなりずっしりとした重量感。ローソンのバスチーと比べるとかなり甘さ強めでほのかにカステラの風味を感じさせるベイクドよりな印象。これは完全に好みが分かれるかなあ… pic.twitter.com/ABNjUrtvQm
— 人生はチーズケーキだ🧀 (@Life_Cheesecake) October 9, 2019
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当ブログではセブンイレブンの他のチーズケーキも紹介しています。
以下のページで、一覧で紹介しています。
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