東京メトロ丸の内線、新中野駅にあるパティスリー「フリップス(Frips)」。今回はこちらで購入したメープルチーズケーキについて紹介する。ちなみにフリップスは新中野の以外にも西永福に店舗がある。
フリップス(Frips)について(店内の様子、メニューなど)
まずは今回訪問したお店、「フリップス」について簡単に紹介させていただきたい。
フリップスは新中野と西永福に店舗があるパティスリーであり、新中野店が一号店となる。新中野店がオープンしたのは2011年。次いで2017年頃に西永福店がオープンした。
また2020年11月に閉店してしまったが、以前は新宿御苑の近くにも店舗を構えていた。その食べログのページが現在でも残っている(新宿御苑店の食べログ)。残念ながら閉店となったが、新宿という地価が高い地域に出店できるくらい、人気のパティスリーということなのだろう。まったくの推測だが閉店はコロナの影響もあったのかもしれない。
今回訪問した新中野店について
今回利用したのは新中野店である。場所は、東京メトロ丸の内線の新中野駅と東高円寺駅のちょうど中間くらい。どちらの駅からも徒歩5分だそうだ。お店は青梅街道沿いにあるので、見つけやすい。
それにしてもこのエリア、実はケーキ屋の激戦区でもある。
まず、同じく新中野駅の周辺には「ソワメーム」と「エリヤ」という2つの洋菓子屋がある。北上して中野駅周辺にいくと名店「レザネフォール」や「ロイスダール本店」といった個人系のケーキ屋と「トップス」、「コージーコーナー」、「不二家」といった大資本もいる。
西側、高円寺の方にいくと今度は老舗の「トリアノン」や人気店の「ジュンホンマ」、「ラブリコチェ」が。その他、新高円寺にもケーキ屋が2店ある(新高円寺のコポー)。
上げればキリがないが、この高円寺・中野エリアの自転車で簡単に回れそう地域のなかに、いくつもケーキ屋が林立している。
フリップスはそんな激戦の地の、決していいとは言えない立地の場所にある。そしてネットでの評判は非常にいい。地域住民の心をガッチリつかんでいるお店のようだ。
実際、こちらのケーキを食べた筆者の素直な感想としては、頑張っていく価値は十分にあるケーキ屋の1つだと思う。
フルーツタルトなど様々なケーキが
ホールケーキ、カットケーキ、そして焼き菓子がある。ケーキはフルーツを使用したものが多く、ショートケーキはとても華やかだ。
口コミをみた感じだと、フルーツを使ったタルトが人気のようだ。タルト生地の美味しさを絶賛する口コミを多く見かけた。
またツイッターを物色していたら、占い芸人で有名なゲッターズ飯田氏もこちらのタルトを称賛していた。
フリップス
03-6454-1244
東京都中野区本町6-27-12 豊国ビル 1F https://t.co/KpD40Ceu2n
ここのタルトは本当に美味しい。オススメです。— ゲッターズ飯田 (@getters_iida) December 24, 2016
タルトが人気だとは知らなかったので、タルトを購入し忘れてしまった。また訪問する機会があったこのブログでタルトについても紹介できればと思う。
チーズケーキについては、筆者が訪問したときは「メープルチーズケーキ」という、メープルを使用したベイクドチーズケーキだけであった。このメープルチーズケーキは季節限定らしい。
ちなみに以前は、チーズタルトを販売していたようだ。
パティスリーフリップス新宿御苑店お邪魔しました
チーズタルトうめえ(ダイマ pic.twitter.com/uuWwwvZpNT— 三郎 (@abcola58) May 14, 2019
その他チーズを使ったケーキでいうならが「バナナティラミス」があって、あとはフルーツを使った種々のタルトがある。
フルーツタルトについては10種類ほどあり、やはりフルーツタルト推しのお店なのだろう。
公式サイトによると、多くのケーキがシーズナルメニューとなっているようだ。旬の果物を使っている証拠でもある。これはつまり季節によってガラッとラインナップが変わるわけであり、その意味ではいつ行っても飽きないお店というわけだ。地元民が羨ましい。
ケーキのラインナップは公式サイトでチェックできる。
焼き菓子も
ケーキだけでなく焼き菓子も豊富だ。
フィナンシェやマドレーヌ、クッキー、パウンドケーキといったオーソドックスなものから、ガレットショコラといったものまである(フリップスの焼き菓子一覧)。
今回は「メープルウォールナッツクッキー」「ガレットブルトンヌ」「ガレットショコラ」の3種類の焼き菓子を購入したのだが、どれも感動するほど美味しかった。こういった焼き菓子はたまにしか食べないので、他店とは比較ができないが、とりあえず美味しかったということは主張したい。
【食べた感想】メープルチーズケーキ(季節商品)
さてここからはフリップスのメープルチーズケーキについて、その食べた感想を紹介する。
このメープルチーズケーキは季節商品だそうなので、もしかしたらなくなっているかもしれない。
美しすぎるチーズケーキ
まず抱いた感想は、見た目がとても美しいということ。焼いているのにまったくムラのない色味。表面のなめらかさと断面のなめらかさ。
写真だとわかりにくいかもしれないが、うっとりしてしまうほど美しい。なんのトッピングもないのに、いやトッピングがないからこそなのかもしれないが。
チーズケーキは混ぜて焼くだけの非常にシンプルなケーキであるが、その見た目はショートケーキやフルーツタルトに比べると地味になりがちだ。
また何の配慮もなく焼くと表面が膨らんだり、割れてしまったり、色にムラが出てしまったりするこ。バスクチーズケーキをイメージしてもらえればわかりやすい。
もちろんバスクチーズケーキは、あの豪快な見た目が特徴なのではあるが、やはり他のショートケーキやフルーツタルトに比べると、華やかさでは劣る。
しかしフリップスのチーズケーキは、その見事な焼き加減と、カット技術と整形技術によって、非常に美しいものになっている。何のトッピングもないのに。
メープルチーズケーキの最高峰
見た目の時点で、もうかなり満足していたが、味も素晴らしく、思い出の残る味であった。
口に入れた瞬間、メープルの豊かな風味が口に広がる。それにあわせてクリームチーズだろうか、もしくは生クリームだろうか、とにかく乳製品が持つまろやかで豊かな風味に覆われるのだ。
またこのチーズケーキにはくるみが使われており、そのゴロッとした食感と、やや厚めのクッキー生地のザクザクした食感が非常にいい。
これまでメープルを使ったチーズケーキはいくつか食べたことがあるが、間違いなく、最高峰だろう。いくらでも食べられそうなほど美味しい、最高のメープルチーズケーキであった。
値段、カロリー、商品説明など
値段 | 486円(カット) 4752円(ホール) |
購入方法 | 店舗でのみ |
ちなみに前述の通り、メープルチーズケーキは季節限定の商品となっている。以前はチーズタルトがあったようなので、チーズケーキはもしかしたら常時あるのかもしれない。
メープルをたっぷり使った濃厚チーズケーキに香ばしいくるみがアクセント
店舗メニューより