【マンナ新宿中村屋】ふわとろチーズタルトを実食|老舗の中村屋で食べるチーズタルト

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日本初のクリームパン、純印度式カリーの発祥、日本的中華まんの原点、などなど近代日本の食文化を語るうえで欠かせない存在である「中村屋」。

この中村屋は新宿に自社ビルを所有しているのだが、地下2階には中村屋直営のレストランである「マンナ新宿中村屋」がある。

今回はこちらで食べた「ふわとろチーズタルト」を紹介していく。

中村屋の歴史についても紹介しているので興味がある方はぜひご覧いただければと思う。

目次

【実食解説】マンナ新宿中村屋のふわとろチーズタルト

ドリンクとセットで880円。新宿のカフェとしては一般的な値段だ。

マンナ新宿中村屋 ふわとろチーズタルト

マンナ新宿中村屋 ふわとろチーズタルト

マンナ新宿中村屋 ふわとろチーズタルト

チーズケーキの生地の部分(アパレイユ)は、ホイップクリームかと思うほどふわっとした質感になっている。おそらくクリームチーズにメレンゲを混ぜて、スフレに近い方法で作り、ふわとろに仕上げているのだろう。

また土台にはベリーソースを染み込ませたスポンジ生地もある。

近年流行りのふわとろ系チーズケーキ

マンナ新宿中村屋 ふわとろチーズタルト

マンナ新宿中村屋 ふわとろチーズタルト

あとで詳しく解説するが、中村屋は1901年創業の老舗だ。老舗なので昔から続く、独自のチーズケーキがでてくるのかと思っていた。

というのも他の老舗洋菓子店では、流行りとは少し外れた独自の路線をゆくチーズケーキが多いからだ。

たとえば「Top’s」や「資生堂パーラー」、「モロゾフ」などは老舗中の老舗なのだが、これらのお店は他にはない独特なチーズケーキを提供している。

しかし中村屋のチーズケーキは、最近よくみかけるふわとろ系だ。わかりやすい言い方をすれば、流行りに迎合したチーズケーキなのだ(悪い意味ではない)。

これは「マンナ新宿中村屋」が、割と最近オープンしたお店だからだろう。調べたところによると2014年オープンとなっている。つまり「ふわとろチーズタルト」を開発したのも最近ということになる。だからこそ流行りのふわとろ系なのだろう。

予想以上のふわとろ感

味や食感について解説していく。

マンナ新宿中村屋 ふわとろチーズタルト

甘さが抑えられており、酸味も感じられる。コクがあって食べごたえがある一方で、さっぱりした印象もあって食べやすい。

大人の客を想定して、こういった控えめな味にしているのだろう。

マンナ新宿中村屋 ふわとろチーズタルト (2)

印象的なのは、チーズケーキ部分のやわらかさだ。「ふわとろ」という商品名なのでやわらかいことは想定していたが、想像以上だった。

本当にやわらかく、半熟スフレにも近い食感だ。丁寧な、手間暇かけた仕事ぶりを感じられる。

マンナ新宿中村屋 ふわとろチーズタルト (2)

さすが食文化の歴史に名を残す中村屋だ。上品で丁寧さと威厳を感じるチーズケーキであった。

ちなみに「マンナ新宿中村屋」には他にもいろいろなデザートがある。食事はせず、ドリンクだけの注文の人もいた。カフェとしても利用できるようだ。

マンナ新宿中村屋と中村屋の歴史や特徴的について

ここからは中村屋の歴史について解説していく。

冒頭でも紹介したが、今回利用した「マンナ新宿中村屋」というお店は新宿中村屋が運営しているレストランだ。中村屋は食品メーカーで、特に中華まんが有名だ。スーパーやコンビニで売っている中華まんを製造しており、関東における中華まんではシェアトップを占めているそうだ。

中村屋の創業は1901年(明治34年)。東京大学正門前にあったパン販売店中村屋を相馬愛蔵・良が買い取ったことが始まりだそうだ。

現在ではデパ地下や大きめのスーパー、ショッピングモールなどで和洋菓子を販売する店舗を展開している。その他、今回利用した「マンナ新宿中村屋」や「Olive House」といったレストランもあって、中華まん以外でもその存在感は大きい(中村屋のレストラン一覧)。

ちなみに日本独特の中華まん、いわゆる肉まん、あんまんなどは1927年に中村屋が発売した「中華饅頭」がその原点だそうだ。

中村屋のレストランでは日本初「純インド式カリー」が食べられる

中華まんがあまりにも有名なので、中華まんの会社かと思っていたが、カレーも有名だ。

中村屋 純インド式カレー

中村屋で提供しているのは「純印度式カリー」というもの。このカレーは1927年から提供しているもので、インドから亡命してきたラス・ビハリ・ボース氏を、中村屋の中でかくまっており、それがきっかけで誕生したそうだ。

インドから亡命してきたボース氏は、当時日本で主流であった小麦粉やバター、あまり質が良くない油を使用した欧風カレーを食べて絶句したという。故郷インドのカレーに比べると、日本のカレーはまずくて食べられたものではないと言っていたそうなのだ。

一方で、中村屋は客から「買い物の時にひと休みできる場所を設けてほしい」という要望を受けていたのだが、そんな中村屋の亭主に対してボース氏は、「純印度式カリーを名物にした喫茶室を開いてはどうか」と提案する。

それからボース氏と中村屋は協力して、「純印度式カリー」が誕生したというわけだ(参考:新宿中村屋 純印度式カリー)。

このカレーは、街の洋食屋のカレーが10銭だった時代に、80銭で売り出したそうなのだが、飛ぶように売れたそうだ。

まとめると、新宿中村屋の「純印度式カリー」は、インドで食べられていた本格的なカレーを再現したものであるということだ。

せっかくなのでということで食べてきたが、玉ねぎの旨味をよく感じられる美味しいカレーであった。

この「純印度式カリー」は、中村屋が運営する他のレストランでも食べられるようだ。

中村屋はクリームパンの発祥の店でもある

また中村屋は日本で初めてクリームパンを発売したお店でもある(1904年)。クリームパンは、当時すでに存在していたシュークリームと、あんぱんからヒントを得て、開発したものだそうだ。

おそらく単純に、シュークリームとあんぱんを融合させたのだろう。

他にも中村屋には独自の洋菓子、和菓子、菓子パンがたくさんあって、普段よく食べている菓子パンや和菓子が中村屋の商品だったりすることがある。

もしかしたらあなたもすでに中村屋のお菓子のお世話になっているかもしれない。中村屋の商品は公式SNSでチェックできるので、時間がある方は、一度チェックしてみてほしい。

中村屋の各種リンク(公式サイトなど)

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