オンライン専門店で洋菓子を販売するPatico(パティコ)。実店舗があるお店ほど商品数は多くはないが、クッキーやロールケーキ、抹茶テリーヌ、チーズケーキなど、人気の洋菓子を販売しているお店だ。
今回はそんなPaticoでバスクチーズケーキを購入した。
【実食レポ】Paticoのバスクチーズケーキ(3500円送料込み)
Paticoのバスクチーズケーキは長方形え、シンプルな白い箱で届く。最近の長方形のチーズケーキは、凝ったデザインの化粧箱を使う例もよくあるが、Paticoはいたってシンプルだ。



長方形のバスクチーズケーキ
バスクチーズケーキは、2019年夏頃にブームになったベイクドチーズケーキの一種だ。スペインとフランスにまたがるバスク地方という地域のバルで提供されていたことから、バスクチーズケーキと呼ばれるようになった。(バスクチーズケーキの歴史や特徴などの詳細はこちら)
日本でバスクチーズケーキのブームがはじまった頃は、円形のものが多かった。以下はバスクチーズケーキブームを盛り上げた店のバスクチーズケーキである。どれも円形だ。



他方、普通のベイクドチーズケーキの界隈では、2020年頃から長方形のチーズケーキが目立つようになった。筆者がチーズケーキの考察をはじめた2018年頃は、長方形のチーズケーキはそれほど多くなかったが、Mr.CheeseCakeやCheesecakeHOLIC、その他チーズケーキの新ジャンルとしてもてはやされているチーズテリーヌがネットで話題になったことに端を発して、長方形のチーズケーキが増えたと思われる。
※以下は最近ネットで話題になったチーズケーキ。長方形が多い。もちろん円形のチーズケーキも多いが。


今回のPaticoのチーズケーキは前述の長方形チーズケーキブームを取り入れたバスクチーズケーキだといえるだろう。



ブルーチーズの風味がいいアクセントになっている
一般的なバスクチーズケーキはクリームチーズと生クリーム、卵、砂糖などシンプルな材料で作るが、Paticoのバスクチーズケーキは、少量のブルーチーズを混ぜている。これはブルーチーズによってほどよい塩味を付加することで飽きない味にするためだそうだ。



実際食べてみると、このブルーチーズが非常に良い働きをしているのがわかる。バスクチーズケーキ特有の力強い風味の隙間から現れるブルーチーズの風味のおかげで、味に深みが増す。
ちなみにブルーチーズの風味はしっかりわかるくらいの強さなので、苦手な人は注意してほしい。

また食感はだいぶしっかりしたもので、弾力がある。バスクチーズケーキといえば、半熟ぎみのトロトロした質感を売りにしていものが多いが、Paticoのバスクチーズケーキはそういった質感ではない。定番のバスクチーズケーキというよりは、クリームチーズや生クリームを多めに使ったベイクドチーズケーキという感じだ。トロトロ系のバスクチーズケーキをイメージしていると、期待外れになるかもしれない。
それでもバスクチーズケーキの魅力を存分に楽しめる一品であることは間違いない。おすすめのバスクチーズケーキをきかれたら筆者はコレだと答えるだろう。それくらい気に入ったバスクチーズケーキであった。
値段は3500円(送料込み)。「高い」という口コミもいくつかみられたが、送料別で3000円や4000円を超えるチーズケーキが最近では当たり前だ。送料込み3500円でこのクオリティなら筆者は高くはないと思う。
値段、日持ち、口コミなど

値段 | 3500円(送料込み) |
カロリー | 324kcal(100gあたり) |
日持ち | 冷凍1か月(冷凍で届く) 解答後2日以内 |
サイズ | 150×60×40 3人~4人前かと |
購入方法 | ネット通販のみ(楽天、アマゾンなど) 購入サイトは下記から |
口コミなど
楽天に寄せられている口コミをチェックしてみた。

「美味しい」というポジティブな口コミが大半である。★1をつけている17件の口コミをチェックしてみたが、そのほとんどが「届くのが遅い」という配送に関する批判的口コミであった。配送の遅延は、2020年の9月に予想以上の注文を受けたことに起因するものだったとサイト運営者は回答している。それだけ人気のチーズケーキということだろう。
またその他の口コミのほとんどは、「美味しかった」といったようなポジティブなものが多かった。多くの人は満足しているようだ。ブルーチーズが嫌いでなければ、筆者もこのバスクチーズケーキは十分に満足できると思う。
ちなみに口コミはこちらで確認できる。
※楽天の口コミ
Patico(パティコ)について
最後に「Patico(パティコ)」について少し解説する。
Paticoは調べたところによると、株式会社タガヤという会社の事業の1つのようだ。
株式会社タガヤはウエディング事業を手掛ける会社であり、Paticoはウエディングで必要になる洋菓子類の製造を担当している。引菓子(式の際、帰り際に来客者に配る菓子)も製造しているようで、腕のあるプロが製造しているであろう洋菓子屋ということになる。実店舗をもたずネット限定で販売しているのは、結婚式に必要な菓子製造がスタートした事業だからだろう。
商品は、冒頭で紹介したとおり、クッキーやロールケーキなどの人気な洋菓子だ。またチーズケーキにおいては、バスクチーズケーキだけでなく豆腐のチーズケーキやベイクドチーズケーキもあって、どれも美味しそうである。
商品は公式サイトで確認できるのはもちろんのこと、すべてネットで購入できる。
お店の公式サイトSNSなど

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以下の記事では筆者がおすすめのバスクチーズケーキを紹介している。バスクチーズケーキが好きな方はぜひご覧いただきたい。

また以下の記事では取り寄せ可能で、かつおすすめのチーズケーキを紹介している。

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