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東京・西荻窪【こけし屋】のレアチーズ、ソレイユ、フランボワーズについて|歴史ある洋菓子屋でいただく優しい味わいのケーキ

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西荻窪「こけし屋」

「こけし屋」は西荻窪にあるフレンチレストランや洋菓子販売を手掛ける店です。

1953年から本格的な洋菓子を販売している歴史ある店で、日本人に本格的な洋菓子の味を伝えてきた店の1つです。

今回はそんな名店こけし屋でレアチーズ、ソレイユ、フランボワーズの3つのケーキを購入してきました。

西荻窪「こけし屋」 (14)

ちなみにこけし屋は2022年3月末日をもって、一旦営業を終了し、約3年間建て替えのため休業するそうです(西荻窪の「こけし屋」、一旦営業を終了し3年間の休業へーKichifan)。

目次

レアチーズ(メレンゲをのせたレアチーズケーキ)

まずはレアチーズです。

西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)

レアチーズケーキといってもよくみるシンプルなレアチーズケーキではありません。

一番上に生クリーム、その下は焦げ模様がついたメレンゲが。また表面の葉のようなものはチョコレートです。

本体は土台をタルト生地にしたレアチーズケーキです。レアチーズの表面には何かのソースを塗っているようで、光沢がありフルーツ系の酸味を感じます。

またレアチーズケーキのなかにはラムレーズンも入っています。こちらはややアルコールの風味があり上品な風味です。ただしアルコールの風味が苦手な方は注意してください。

西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 のレアチーズ (2)

全体を一緒に食べると色々な食感があって本当に面白い。

メレンゲ特有の弾力あるふわふわした食感とレアチーズのしっとり、そしてタルトのもろもろした食感、さらにレーズンのプチという食感もあり、色とりどりの食感が口のなかを楽しませてくれます。

見た目もさることならが味や風味、食感でも飽きさせません。シンプルになりがちなレアチーズケーキですが、メレンゲやラムレーズンなど色々な要素を組み合わせることで、食べる前も最後の一口も、終始楽しいケーキです。

ソレイユ(黄桃と卵白だけを使ったスポンジのスイーツ)

続いてはカレ・ソレイユというケーキです。

西荻窪「こけし屋」 のカレ・ソレイユ (1)
西荻窪「こけし屋」 のカレ・ソレイユ (1)
西荻窪「こけし屋」 のカレ・ソレイユ (1)

卵白だけ作ったスポンジに、黄桃とクリームを層にしたケーキです。ショートケーキを四角いカップに詰め込んだようなケーキで、上から見ても横から見てもいい感じです。またカップタイプのスイーツなので持ち運びやすく、手土産に選びやすそうです。

大量に購入していくお客さんを見かけたので、人気の商品なのでしょう。

西荻窪「こけし屋」 のカレ・ソレイユ (1)

卵白だけをつかったスポンジなので、味はさっぱりした印象です。そのためか黄桃の風味を存分に楽しめます。

一口一口が楽しく、どんどん食べてしまいます。気づけば最後の一口になっており、ちょっと寂しさが残る、そんなケーキです。味も見た目も非常によくおすすめしたくなる一品です。

フランボワーズ(バタークリームを使った優しいケーキ)

続いては「フランボワーズ」です。

西荻窪「こけし屋」 フランボワーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 フランボワーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 フランボワーズ (2)

ラズベリージャムとバタークリーム、スポンジを使ったレイヤーケーキです。

バタークリームときくと何だか重たいのかなと思ってしまいますが、重たい印象はなくすっきりした軽く乳味を感じられるすっきりした味わいです。

全体的にスポンジの割合が多いので、口当たりが柔らかく、全体的にふわふわした感じがあります。控えめなバターの風味にフランボワーズの甘みが加わり、これがいいアクセントになっています。甘さすぎず、重たさもなく、ほどよい食べごたえのケーキです。

西荻窪「こけし屋」 フランボワーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 フランボワーズ (2)
西荻窪「こけし屋」 フランボワーズ (2)

こけし屋について(歴史や店の特徴など)

こけし屋は、西荻窪駅から徒歩1分ほどの場所にあります。

本館と別館があり、6建ての本館の1階には洋菓子屋が入っています。上の階には宴会場はレストランがあります。

本館の裏側にあるのが別館で、こちらは2階建てです。

創業1949年の老舗

杉並区の情報を公開しているWEBサイトの『なみじゃな、杉並』によると、こけし屋が創業したのは1949年です。この年に喫茶室がオープンし、洋菓子の製造販売を開始したのは1952年です。1953年には店の2階をレストランに改築しフランスの家庭料理の提供を開始しました。

本格的な西洋料理を食べられる店がほとんどなかった戦後間もない時代から存在している店であり、杉並ではこけし屋でナイフとフォークの使い方を学んだという人も多かったといいます。

現存する洋菓子屋のなかでもひときわ古いお店です。日本のグルメ化が急速に進んだとされる70年代のファッション誌では、こけし屋のケーキがよく取り上げられています。チーズケーキやクレープが紹介されることも。70年代でも本格的な洋菓子が食べられる店として知られていたようです。

こけし屋は西洋料理・洋菓子の味を東京の人々に伝えてきた昭和を代表する店1つなのです。

ちなみに「こけし屋」という店名は、1947年から同じ建物で開かれていた文化人サロンである「こけしの会」からもらい受けたものだそうです。「こけしの会」は後に「カルヴァドスの会」になります。こけし屋は文化人が集う場所としても有名だったそうです。

こけし屋のロゴやクッキーの紙袋、ケーキの箱のデザインに使われているこの女性の絵は鈴木信太郎さんがデザインしたものです。

鈴木 信太郎さんは昭和を代表する洋画家の1人で、他にも学芸大学の洋菓子屋「マッターホーン」のクッキーの箱やケーキの箱のデザインも手掛けている方です。

※学芸大学「マッターホーン」のケーキの箱。こちらも鈴木信太郎がデザインを手掛けている
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2022年3月末をもっていったん休業へ

冒頭でも述べましたが、こけし屋は2022年3月末でいったん休業します。建物の老朽化のため本館、別館ともに建て替えるとのことです。建て替え期間は約3年を予定しており、完了後は再び同じ場所でオープンするとのことです(https://kichifan.com/2022/01/16/kokeshiya_closed/)。

こけし屋の歴史ある建物も見納めとなりますが、新しい建物でまた美味しい洋菓子とフランス料理を提供してくれることを心待ちにしています。

公式サイトやお店のSNS

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