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東京・西荻窪【パティスリーホソコシ】フロマージュ・キュイ(ベイクドチーズケーキ)を実食|シュー・ア・ラ・クレームやお店の様子なども紹介

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西荻窪 ホソコシ  フロマージュキュイ(焼きチーズ) (2)

杉並区、西荻窪駅から徒歩10分ほど。この落ち着いた住宅街にあるのが、洋菓子協会の技術指導員も務める細越氏のお店「パティスリーホソコシ」だ。

今回はこちらで購入したチーズケーキを紹介する。

目次

ホソコシについて(店内の様子、メニューなど)

「ホソコシ」は、中央線の西荻窪駅から徒歩10分ほどの場所にあるパティスリーだ。駅から少し距離はあるが、西荻窪の街並みをみながら歩いていると案外すぐについてしまう。

ホソコシはパティスリーでありながら落ち着いた、気取らない外観の店で周囲の景観にとても馴染んでいるし、何より入りやすい。

オープンしたのは2019年1月。パティシエを務めるのは、4年のフランス修行経験や洋菓子協会の技術指導員も務める細越誠さんだ。

細越さんは、自身のお店をオープンする前は「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ」のシェフを務めたり、港区芝浦にある「パティスリー・ポール・サンセール」の立ち上げにも携わったりしていた。

芝浦のパティスリー・ポール・サンセールについては、以前本ブログでも紹介している。すでに細越さんは自身のお店を立ち上げていたが。

ポールサンセールでシェフを務めた後、2019年にオープンしたのが、西荻窪のパティスリーホソコシだ。

ちなみに西荻窪の周辺は、洋菓子屋が多い土地でもある。

駅前のフランス料理屋の「こけし屋」をはじめ、有名な「パティスリーレリアン」や「アテスウェイ」、紅茶とケーキのお店「グレース」、焼き菓子の「エイミーズ・ベイクショップ」、ケーキの販売も行っているカフェ「ウォータブルーカフェ」など、少し調べただけでも6件の洋菓子屋がみつかった。

西荻窪は少し特殊な街でもある。個人経営のお店が多く、またJR中央線のなかでは数少ない、スターバックスが存在しない街だ(2020年12月現在)。それはつまり地元の喫茶店や食料品店、バー、雑貨屋、レストラン、そしてケーキ屋など、つまり街のお店がしっかり生き残っていて、スターバックスが入る余地がないからだろう。

最近は再開発によってどこも同じような、コピペしたかのような街が増えつつある。そんな時代のなかで西荻窪は、街の色をしっかり継承し続けている。これは西荻窪の住人に、安易にチェーン店を選ぶのではなく、街のお店を支えようという気質があるなのではないだろうか。

そして細越氏も、そんな西荻窪性が気に入って、激戦の地ともいえる西荻窪に店を出したのではないだろうか。勝手な想像ではあるが。

シュー・ア・ラ・クレームやフロマージュ・キュイなどフランス系のケーキが並ぶ

「シュー・ア・ラ・クレーム」や「フロマージュ・キュイ」「ガトーバスク」「モンブラン」など、パティスリー系のケーキが並ぶ。どれも華やかで宝石のようにキラキラ輝いており、眺めているだけで気分が高揚してしまう。

今回はチーズケーキの他にシュークリームである「シュー・ア・ラ・クレーム」も購入した。カスタードクリームと生クリームを合わせたシュー・ア・ラ・クレームは、ボリューム感があるのにまったくくどくないとてもレベルが高いものであった。

西荻窪 ホソコシ (11)

その他のケーキのラインナップは、お店のInstagramや公式サイトやグルメサイトでも確認できる。

【食レポ】フロマージュ・キュイ(焼きチーズ)

こちらがパティスリーホソコシのチーズケーキ「フロマージュ・キュイ」。

西荻窪 ホソコシ  フロマージュキュイ(焼きチーズ) (2)
西荻窪 ホソコシ  フロマージュキュイ(焼きチーズ) (2)

「フロマージュ・キュイ」の「キュイ」はフランス後で「焼いた」という意味になる。

  • 「fromage」=チーズ
  • 「cuit」=調理した、焼いた

つまりフロマージュ・キュイはベイクドチーズケーキということになる。フロマージュ・キュイという名前は、フランスで修行したパティシエのお店のチーズケーキによく使われる名称だ。

ちなみにレアチーズは「フロマージュ・クリュ」という商品名がつけられていることがある。

実際ホソコシでもレアタイプのチーズケーキを「フロマージュ・クリュ」として販売していた。

さてホソコシのチーズケーキだが、側面にまでタルト生地があるタイプだ。

西荻窪 ホソコシ  フロマージュキュイ(焼きチーズ) (2)
西荻窪 ホソコシ  フロマージュキュイ(焼きチーズ) (2)

こういったタルト生地が側面にまでるチーズケーキを、以前は珍しいと思っていたが、2年間色々なお店のチーズケーキを食べてみて、意外と珍しいものではないことがわかった。

乳酸発酵クリームを使った深みのある味わいのチーズケーキ

西荻窪 ホソコシ  フロマージュキュイ(焼きチーズ) (2)
西荻窪 ホソコシ  フロマージュキュイ(焼きチーズ) (2)

ホソコシのチーズケーキは、クリームチーズに「乳酸発酵クリーム」をブレンドしているという。「乳酸発酵クリーム」がどのような材料かはわからなかったが、おそらくサワークリームに近いものだろう。

そんな発酵クリームを使ったチーズケーキは、たしかに深いコクがあるような気がした。咀嚼した瞬間に、口の中に充満するミルクの風味に深みがあるような、そんな感じだ。

全体的な味は、どちらかといえば甘さは控えめで、酸味を感じられる爽やかな仕上がりになっている。舌触りの良さ、風味の良さ、タルト生地の食感の良さなど、細部にまで気を使った完成度の高いチーズケーキであることは間違いない。さすが名店で修行したパティシエのお店だ。

値段、商品説明など

値段450円
メニュー説明厳選したクリームチーズに乳酸発酵クリームをブレンド。芳醇な香り、生クリーム本来のコク、爽やかな酸味を感じる、濃厚な焼きチーズケーキ

各種リンク(公式サイトやお店のSNSなど)

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